私の母は大正１３年６月生まれの９５歳、大正、昭和、平成、令和を生き抜いてきました。

８９歳で永眠した父は大正１０年生まれで太平洋戦争に出征していましたから、子供の頃には二人が戦時中の話をすることが時々ありました。母はひどく肩がこる体質でよく肩たたきをしたものです。

カイロプラクティク整体を開業した現在は、週に４回本職のマッサージをすることで母の体調を維持し、百歳を目指して頑張ってもらっています。マッサージと併せて月２回のデイサービスと月１回の老人会で昔懐かしい文部省唱歌を歌うのを一番の楽しみにしています。

まず初めにリンパ腺マッサージをします。仰向けで両側の鎖骨下リンパ節、腋窩リンパ節、鼠径部リンパ節を中心に丁寧にマッサージし、下肢は上皮を優しくマッサージします。次にうつ伏せになって足の指先から足底、足首、ふくらはぎ、膝窩、大腿、臀部、腰部、背部、首まで丁寧に筋肉マッサージを行います。目的は血流の改善ですし高齢なので強い施術ではなく、常に優しく血流を意識した施術をしています。最後に背部全体の筋膜マッサージを時間をかけてやってあげると、「なんでこんなに気持ち良いんだろう」と嬉しそうに言ってくれます。

最近は記憶もおぼろげになってきていますが、まだ私が自分の息子であることは認識できているので、マッサージも安心して受けているようです。いつまでも長生きしてもらえるようこれからもマッサージを続けていきます。